血糖値が気になる人 清涼飲料水のがぶ飲みは御法度

公開日: 更新日:

「これらの表示の飲み物は100ミリリットル当たり0.5グラム未満なら表示可能で、『糖質オフ』『糖分控えめ』『低糖』は同2.5グラム以下なら表示できます。また、人工甘味料ならいいかというとそうとはいえません」

 英国医師会誌(2015年7月21日号)に掲載された、「砂糖で甘味をつけた飲料」「人工甘味料で甘味をつけた飲料」「100%果物ジュース」と、2型糖尿病発症の関連を調べた研究によると、飲料250ミリリットル当たりの糖尿病リスクは砂糖で甘味を付けた飲料で13%、人工甘味料で甘味をつけた飲料で8%、果物ジュースで7%、統計学的にも有意に上昇したという。この研究はそれまでに発表された17の研究を統合して解析したメタ分析と呼ばれる研究だ。

 ならば、人の体液の成分に近いスポーツドリンクはどうか?

「スポーツドリンクの中には500ミリリットルの中に33.5グラムの糖分が含まれているものがあります。成分表には、糖質でなく『炭水化物』と書かれていますが、これはどちらも同じこと。それを知らない人は別物と考えて安心してしまいますが、注意が必要です」

 あくまでも、スポーツドリンクは激しい運動で筋肉を酷使したときに飲むもの。中高年が仕事の合間に飲むのは、水がいい。

「お茶もカフェインが入っていて利尿作用があるので、飲み過ぎるとおしっこが近くなってしまいます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性