ジョギングも一因 かかと痛“難治例”の最新治療事情

公開日: 更新日:

「痛みをゼロにしたいと『さらに1クール』を望む患者さんもいますが、たいていは最初の3回で満足されます」

 ただし、足底腱膜炎に別の疾患を併発していれば、効果を得にくい。足底腱膜炎以外の疾患によっては、かえって痛みが悪化することもある。

「診断が重要。MRIでは異常が見られない場合もありますが、足底腱膜炎の特徴として、かかとのある部分を押すと飛び上がるほど痛みがあります。痛みがあまりないようなら、別の疾患が疑われます」

 足底腱膜炎は整形外科領域であるが、一般の整形外科では診断はされるものの「治療法はない」と言われるケースもある。足の外科を専門とする整形外科医などの方が体外衝撃波治療も含めて確実に治療法を提案してくれるだろう。

■体外衝撃波治療

 体外衝撃波治療は足底腱膜炎だけのものではない。整形外科領域では肩、膝などの治療にも用いられる。よく知られるのは尿路結石の破砕治療だ。足底腱膜炎の治療では、尿路結石の出力の3~4割程度の照射になる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動