専門医が指摘 糖尿病で怖い「合併症」招きやすい人の共通点

公開日: 更新日:

 しかし、Kさんは大の酒好きで、たばこもやめられない。就業時間が不規則なうえ、独身だったこともあり、食事は深夜にラーメンや牛丼をドカ食いする日々が続いた。仕事がら運転席に長時間座っていることが多く、体を動かす機会はほとんどない。仕事が立て込んで病院に行けず、治療を中断することもあった。 そんなKさんは、ある日、小指の付け根に黒いアザのようなものができていることに気づく。しかし、痛くも痒くもなかったのでそのまま放置していると、徐々に大きくなってきた。触るとブヨブヨとした感触があったため、糖尿病治療を受けている病院を受診した。 まずは下肢の血流を回復させるためのカテーテル治療を受けたが、思ったように改善しない。そのうち、患部がかさぶたのようになって表面が破け、腐敗した組織の下から骨が見えている状態まで悪化。それ以上、壊疽が広がらないようにするため、親指以外の4本を切断することになった。 現在、歩行リハビリを受けているKさんは、「もっと早くきちんと治療を始めて、もっと真剣に生活習慣の改善に取り組んでいれば……」と後悔している。

■治療を始める時期が重要

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情