働く中年層のための予防医療 ネット問診で待ち時間を短縮

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 生活習慣病の診療では、患者が医療機関と継続してつながっていることが大切になる。どんな患者は継続率が高いのか、通院データをITで管理していると、その傾向が見えてくる。同院では患者の約80%は必ず翌月も来院しているという。また、アクセスだけでなく、患者とのコミュニケーションも重視する。

「生活習慣病は生活環境や人間関係なども大きく関係しています。私は精神科診療もしているので、他のスタッフには患者さんの日常のエピソードやライフスタイルもよく聞いて、予防医療に生かすように伝えています」

 田澤院長は、普段は慶応大大学院でAI(人工知能)を活用した疾患診断の研究を行っている。

▽栃木県出身。2014年慶応義塾大学医学部卒。学生時代に医療ITベンチャーを起業し、後に売却。東京歯科大学付属市川病院、慶応大学病院に勤務。16年、大学院生として慶応大学精神・神経科に所属すると共に同院を開業。東京都医師会医療情報検討委員会委員。

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