発達障害を明かした上で面接 「オープン就労」を心がけた

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 これまでの就職と違ったのは、自分の発達障害を明らかにした上で面接を受けたこと。これを障害者雇用の世界ではオープン就労といい、障害を明かさずに仕事に就くことをクローズ就労という。

「面接では、障害をマイナスに捉えるのではなく、ポジティブに向かい合えていることをアピールしました」

 苦手としている仕事についても正直に話した福田さん。指示を聞き取るのが不得意なので、よく分からなかったときは聞き返すようにしていること。横書きの文章を読むのが苦手なのだが、読んでいる行の下に紙を置いて、下の行が見えないようにすると読みやすくなることなど、自分なりの対処法を伝えた。

「LITALICOの面接では、うつ病になったことや、発達障害の診断を受けたことも、ネガティブに受け止められませんでした。『そういう経験もうちの仕事には役立つと思いますよ』と言ってくれたんです。ワーキングホリデーで外国に行っていた話も、ほかの企業ではあまり反応が良くなかったのですが、LITALICOの方は楽しそうに聞いてくれて、ここなら働けるのでは、と思うことができました」

(つづく)

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