慢性痛がつらいなら…BS-POPと2つの質問が治療のポイント

公開日: 更新日:

「非器質性疼痛の割合が大きい人は、音楽でも運動でもおいしいものを食べるでも何でもいいので、好きなことをやる。それによってセロトニンというホルモンが分泌され、痛みが軽くなる。神経障害性疼痛の割合が大きい人は、この疼痛に用いるプレガバリン(商品名リリカ)や抗てんかん薬などが効きます」

 プレガバリンは、服用後1週間以内でふらつきなどの副作用が出現する場合が少なくないので、様子を見ながら少量ずつ服用。2~3カ月で有効か無効かを判断し、無効であれば別の薬を使う。

 ほかにも「ウオーキングやストレッチ、水泳などで体を動かす」「痛みゼロを目標にするのではなく、“やりたいことをできるように痛みを抑える”を目標にする」「“痛いから○○できない”から、“痛みがあってもできることがある”への認識の転換」などが慢性疼痛改善につながることが分かっている。

「今は慢性疼痛が“治る”時代。慢性疼痛の治療に力を入れている整形外科や神経内科をぜひ受診してください」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ