慢性痛がつらいなら…BS-POPと2つの質問が治療のポイント

公開日: 更新日:

 ところが、これまでは慢性疼痛の治療に関する正しい情報が医師、患者に伝わっておらず、主にNSAIDsを用いた治療が行われてきた。これでは痛みが十分に消えないのも当然だ。

 一方で厄介なのは、ほとんどの痛みは侵害障害性疼痛、神経障害性疼痛、非器質性疼痛が混ざり合っており、「侵害障害性疼痛が○割、神経障害性疼痛が○割、非器質性疼痛が○割」と明確に分類できないことだ。

「そこでまずは侵害障害性疼痛の治療を行い、それで不十分なら神経障害性疼痛に効く薬を使う。それでも不十分なら非器質性疼痛を疑うといった治療の流れでした。しかしそれでは痛みが消えるまで時間がかかり、患者さんは治療が中途半端なまま別の病院へ行くか来院しなくなってしまう。慢性疼痛をどう治療するかと考えていく中で、いま採用されている方法が次のものです」

■これまで良くならなかった人も改善

 まず、BS―POPだ。非器質性疼痛をチェックできる。

 次に、簡易版Spine painDETECT(SF―SPDQ)だ。紺野主任教授が開発したスクリーニングで、2つの質問に回答し、計算式に当てはめて点数を出す。これで神経障害性疼痛をチェックできる。BS―POPもSF―SPDQもインターネットで紹介されているので、自分でチェックし主治医へ報告するのでもいい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  3. 3

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    東京・大井町、OIMACHI TRACKSと対照的な東小路飲食店街、商店街理事長が直面する2つの問題

  1. 6

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  2. 7

    「山口組」抗争指定解除へ、それでも対立は続く…6代目幹部「喜ぶのは早い」

  3. 8

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  4. 9

    止まらない高市首相SNS発信に官邸総動員の実態…この週末は3日間で11連投も「ゴキブリ」投稿で大炎上

  5. 10

    清水アキラさんが三男急死の直前に語っていた“せがれ”のこと 良太郎さんに口説かれものまねショー復帰