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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

NY市衛生局の横やりで…マリファナ由来のCBD大流行に陰?

公開日: 更新日:

 ここでややこしいのは、CBD(食品に加えられるのは、ほとんどの場合がオイル状)には、マリフアナ由来のほかに、ヘンプと呼ばれるマリフアナの仲間から抽出されたものもあるからです。このヘンプはもともとハイになる成分はほとんど含まないので、全米で合法。つまり、ヘンプ由来のCBDは100%合法なのですが、ほとんどのアメリカ人は2つの植物の違いを認識していません。

 そこで、ニューヨーク市衛生局は「どちら由来であっても、CBDは食品添加物として認可されていない。だから安全性が証明されるまでは取り締まる」とコメント。この措置は他の州にも広がると予測され、ブームに水を差す動きに混乱が広がりそうです。

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