脳を守る食事は「2つの油」が重要 医師の白澤卓二氏に聞く

公開日: 更新日:

 そのケトン体の材料となるのが、もう1つの油、ココナツオイルだ。ココナツオイルは肝臓に運ばれると、ケトン体に代謝されるという。

「ブドウ糖の材料が炭水化物で、ケトン体の材料がココナツオイル。小学生と中学生にブドウ糖食とケトン体食を食べてもらって偏差値を比較すると、後者の方が高いことが分かりました。ケトン体食は血糖値の変動が少なく、食後に眠くならない。認知機能だけでなく、集中力を持続させる効果もあるのです」

 ケトン体を脳のエネルギー源とする食事法は「ケトジェニックダイエット」と呼ばれる。そのメニューはこんな感じだ。

▽朝食 午前7時前後にココナツオイル入りコーヒー1杯。
▽昼食 正午前後に卵料理と生野菜サラダ。
▽夕食 午後8時までに魚や肉と野菜を中心に腹八分目。

「朝のココナツオイルと、夜から朝にかけての12時間の“絶食”でケトン体が誘導されます。ただ、それには厳しい糖質制限が必要で、好きなものを食べられないのはつらい。そこで、夕飯に茶わん1杯の雑穀米やそばは食べていいことにします。アルコールも赤ワイン2杯まではOK。ただし、絶食時間は大切で、午後8時には食事を終え、午前0時には就寝してください」

 認知症になる前、軽度認知障害の段階でケトジェニックダイエットを取り入れると、確実に改善する。認知機能を守れるというから実践あるのみだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る