海老蔵は休演長期化 急性咽頭炎はこじらせると意外に厄介

公開日: 更新日:

「声が出ないのは、咽頭や喉頭の炎症が悪化した証拠で、その部分がむくんでいます。むくみが軽ければ、食事や水を飲みこめますが、強いと水を飲むのもつらく、さらにひどいと呼吸も苦しくなります。確率としてはまれですが、呼吸困難になるケースもゼロではありません。通常なら症状のピークは2、3日で、1週間ほどで軽快しますが、炎症が強い時は2、3週間かかることもあります」

 扁桃に炎症があるときも、高熱が出るほか喉の痛みなどが生じ、回復までは時間を要するという。

 ここまで読んだ人は、気づいたかもしれない。どれもこれも、夏風邪をこじらせた結果。悪化させなければ、問題ないのだろう、と。確かにその通りなのだが、海老蔵が悪化させてしまったように、そのリスクはだれしもが持っている。

「一般内科の医師は、口蓋垂(のどちんこ)や扁桃あたりを調べても、鼻や喉の奥、声帯まではチェックしません。そうすると、咽頭炎や喉頭炎の診断が遅れることがあります。正確に診断してもらうには、耳鼻咽喉科を受診するのが無難なのです」

 そういわれてみると、記者も昨年の冬、風邪かなと思って職場近くの内科で処方された薬を服用したものの、よくならず様子をみていたが、やがて悪化。喉の痛みが増し、食事もつらくなったことがある。結局、耳鼻科で咽頭炎との診断を受けて、薬を替えてもらいよくなった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」