海老蔵は休演長期化 急性咽頭炎はこじらせると意外に厄介

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「声が出ないのは、咽頭や喉頭の炎症が悪化した証拠で、その部分がむくんでいます。むくみが軽ければ、食事や水を飲みこめますが、強いと水を飲むのもつらく、さらにひどいと呼吸も苦しくなります。確率としてはまれですが、呼吸困難になるケースもゼロではありません。通常なら症状のピークは2、3日で、1週間ほどで軽快しますが、炎症が強い時は2、3週間かかることもあります」

 扁桃に炎症があるときも、高熱が出るほか喉の痛みなどが生じ、回復までは時間を要するという。

 ここまで読んだ人は、気づいたかもしれない。どれもこれも、夏風邪をこじらせた結果。悪化させなければ、問題ないのだろう、と。確かにその通りなのだが、海老蔵が悪化させてしまったように、そのリスクはだれしもが持っている。

「一般内科の医師は、口蓋垂(のどちんこ)や扁桃あたりを調べても、鼻や喉の奥、声帯まではチェックしません。そうすると、咽頭炎や喉頭炎の診断が遅れることがあります。正確に診断してもらうには、耳鼻咽喉科を受診するのが無難なのです」

 そういわれてみると、記者も昨年の冬、風邪かなと思って職場近くの内科で処方された薬を服用したものの、よくならず様子をみていたが、やがて悪化。喉の痛みが増し、食事もつらくなったことがある。結局、耳鼻科で咽頭炎との診断を受けて、薬を替えてもらいよくなった。

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