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北沢伊斉藤歯科医院院長

1977年7月8日、長野県生まれ。斉藤歯科医院院長。2003年に日本大学松戸歯学部を卒業。同年から同院に勤務し、13年から院長に就任した。若手歯科医師に向けたセミナーの講師を務め後進の育成にも取り組んでいる。日本口腔インプラント学会専門医。千葉県歯科医師会所属。

水分摂取量は適正? 「舌」の状態を見れば体の異常がわかる

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 夏はビールがさらにおいしくなる季節です。でも、もし舌に歯の痕を見つけたら、休肝日をつくるか、飲む量を制限することをおすすめします。

 歯痕舌とは逆のタイプにあたる「水分不足で起こる舌の状態」もお話ししましょう。体が水分不足になり、消耗しているとき、免疫機能が低下したときに舌にひび割れが起こる「裂紋舌(れつもんぜつ)」という状態があります。

 以前、この裂紋舌を「舌がん」と勘違いして不安になり、来院された患者さんがいらっしゃいました。詳しく話を聞くと、トイレに行く回数を減らしたくて水分を極力摂取しない生活をしていたといいます。そこで、必要な水分は摂取するよう指導したところ、1週間後に来院されたときは、すっかり裂紋舌は回復していました。

 西洋医学・東洋医学のどちらか一方だけを妄信せず、病気や不快な症状の原因究明は複合的に考え、両医学の“いいとこ取り”で判断しましょう。

(構成=小澤美佳)

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