尿タンパクで「様子見を」…安心か否かは尿潜血で見極める

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 これらのケースなら、問題ありませんが、背景に腎臓の病気が隠れているかもしれません。「様子を見ましょう」で安心できるのは、尿潜血がない場合です。尿潜血があれば、腎臓の異常を否定できません。腎臓は、高血圧の影響で機能低下が進むため、高血圧を合併していると、なおさらです。

 では、腎臓は、どんな病気でしょうか。膀胱炎や急性腎炎などにかかった人では、慢性腎炎を念頭に血尿をチェック。血尿とは、目で見えるような赤い尿ではなく、肉眼では分からないレベルの尿潜血です。テステープという試験紙で、すぐに分かります。テステープが正常で、高血圧でなければ、腎炎は除外していいでしょう。

 腎臓に関連する病気はほかにもあって、尿路結石や尿路感染症、腎硬化症、糖尿病性腎症、腎臓がん……と幅広い。腎硬化症や糖尿病性腎症などは治療が遅れると、腎機能が低下し、人工透析を余儀なくされます。そうなると生活が大きく損なわれますから、「様子を見ましょう」と言われた人は、定期的なチェックが不可欠です。

(梅田悦生・赤坂山王クリニック院長)

【連載】医師の常套句「様子を見ましょう」の真意

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