麻黄湯は侮れない インフルでの解熱効果はタミフルより上

公開日: 更新日:

 タミフルやリレンザなどの抗インフルエンザ薬は、インフルエンザウイルスが増殖にかかわる酵素として知られるノイラミニダーゼの働きを阻害することで治療に結びつけています。

 一方、麻黄湯は人間の免疫力を高めて、抗ウイルス効果を発揮。耐性問題がないのはそのためで、タミフルのような副作用リスクも少ないといえます。ただし、使い方に工夫が必要です。漢方薬は、単に病状だけでなくて、「証」という体質によって薬を使い分けます。

 その麻黄湯は、風邪や初期のインフルエンザのほか、喘息にも保険適用がありますが、急な高熱と筋肉痛、寒けなどの症状があるものの、発汗がない人に使います。体力がある人に使い、体力がない人には不向きなのです。

 同じような症状で、汗をかいて熱っぽく、寒けや頭痛があるようなときは柴胡桂枝湯です。こちらは、体力がない人に向いています。これらの薬でよくなったら、竹筎温胆湯へ。漢方薬は、段階に応じた使い分けも大切です。

(梅田悦生・赤坂山王クリニック院長)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ソフトバンク山川穂高が“戦力外”へ崖っぷち…3カ月ぶり復帰即スタメンは「最後通告」

  2. 2

    ある「アイドル史に残る脱退劇」小瀧望&藤井流星…WEST.ファンから異例の反響 “救い”と称賛されるわけ

  3. 3

    キンタロー。は慎重にものまねしたにもかかわらず、袋叩きに遭った

  4. 4

    「恫喝暴行&中絶強要」報道のソフトバンク村上泰斗(19) 素質だけなら山本由伸クラスだったのに…

  5. 5

    青学大の4年間は「ひたすら駅伝を目指す」だけじゃない 今夏は初の海外合宿に踏み切った

  1. 6

    「橋上代行昇格は絶対ない」 巨人来季監督に浮上する松井秀喜氏、高橋由伸氏に次ぐ「第3の男」

  2. 7

    佐々木朗希の最悪すぎる“退団劇”…ロッテから優秀スタッフ3人を引き抜き、大顰蹙を買っていた

  3. 8

    井伊直政(2)「遅れてやって来た若者」が、徳川家臣団第1位の禄高に

  4. 9

    日向坂46「ひなたフェス」中止でもファンは宮崎へ「43億円」を動かした“推し活地方創生”の底力

  5. 10

    横浜・織田翔希に「直メジャー断念説」が浮上!プロスカウトは依然として1位候補で密着マーク