前立腺<上>食後30分以上のウオーキングは夜間頻尿の9割に効く

公開日: 更新日:

「海外の有名な研究で前立腺に炎症がある人と炎症のない人で、前立腺がんの発生を調べた研究があります。この研究の過程ではがんは発生しないが、前立腺肥大症の下部尿路症状が表れた人も調べられています。その報告では、下部尿路症状が表れた人は炎症のある人が24%で、炎症のない人は0・6%。そのうち治療が必要になった人の割合は炎症のある人が21%で、炎症のない人は13・2%です。つまり、前立腺に炎症がある人は、前立腺が大きくなることが分かったのです」

 この研究では、前立腺の炎症の有無を生検(針を刺して組織を採取)で調べているので、かなり精度の高い結果が出されているという。

 そこで、前立腺の肥大を予防するひとつのポイントは、前立腺の炎症を抑える「抗炎症作用」や「抗酸化作用」のある成分を摂取すること。

 食品で取ってもいいが、高濃度で摂取しないと効果は薄いので、頻尿や残尿に良いとされる一般の市販薬、漢方などの伝統的な薬、サプリメントなどでもいいという。

 岡田教授が下部尿路症状の患者の聞き取りで、効果的とされる成分は次のようなものだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも