前立腺<上>食後30分以上のウオーキングは夜間頻尿の9割に効く

公開日: 更新日:

 加齢とともに増えてくる「頻尿」「夜間頻尿」「残尿感」「尿が出にくい」などの男性の尿トラブル。最も多い原因は「前立腺」の肥大によるものだ。男性特有の臓器である前立腺はクルミ大ほどの大きさで、膀胱の出口に尿道を取り囲むようにある。主な働きは精液の一部の前立腺液を作ったり、尿道の収縮を調節して排尿をコントロールしたりする。

 前立腺の肥大は年齢とともに急上昇し、50代で3割、60代で6割、70代では8割の人に確認される。そのうち治療が必要となる「前立腺肥大症」と診断されるのは4分の1程度だ。

 頻尿や残尿などの下部尿路症状が表れるのは、前立腺の肥大によって尿道や膀胱が圧迫されて尿が出にくくなるからだ。前立腺の肥大は加齢現象とされているが、なぜ大きくなるのかの原因はまだはっきり分かっていない。ただし、男性ホルモンの働きが関与していることは間違いなく、性ホルモンのバランスの変化が原因と考えられている。

 前立腺の肥大を抑える何かいい方法はないのか。独協医科大学埼玉医療センター・泌尿器科の岡田弘教授が言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    巨人の“お家芸”今オフの「場当たり的補強」はフロント主導…来季もダメなら編成幹部の首が飛ぶ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 5

    国民・玉木雄一郎代表の“不倫相手”元グラドルがSNS凍結? 観光大使を委嘱する行政担当者が「現在地」を答えた

  1. 6

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  2. 7

    若林志穂さん「Nさん、早く捕まってください」と悲痛な叫び…直前に配信された対談動画に反応

  3. 8

    米倉涼子に降りかかった2度目の薬物疑惑…元交際相手逮捕も“尿検査シロ”で女優転身に成功した過去

  4. 9

    国民民主から維新に乗り換えた高市自民が「政治の安定」を掲げて「数合わせヤドカリ連立」を急ぐワケ

  5. 10

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで