前立腺<上>食後30分以上のウオーキングは夜間頻尿の9割に効く

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 加齢とともに増えてくる「頻尿」「夜間頻尿」「残尿感」「尿が出にくい」などの男性の尿トラブル。最も多い原因は「前立腺」の肥大によるものだ。男性特有の臓器である前立腺はクルミ大ほどの大きさで、膀胱の出口に尿道を取り囲むようにある。主な働きは精液の一部の前立腺液を作ったり、尿道の収縮を調節して排尿をコントロールしたりする。

 前立腺の肥大は年齢とともに急上昇し、50代で3割、60代で6割、70代では8割の人に確認される。そのうち治療が必要となる「前立腺肥大症」と診断されるのは4分の1程度だ。

 頻尿や残尿などの下部尿路症状が表れるのは、前立腺の肥大によって尿道や膀胱が圧迫されて尿が出にくくなるからだ。前立腺の肥大は加齢現象とされているが、なぜ大きくなるのかの原因はまだはっきり分かっていない。ただし、男性ホルモンの働きが関与していることは間違いなく、性ホルモンのバランスの変化が原因と考えられている。

 前立腺の肥大を抑える何かいい方法はないのか。独協医科大学埼玉医療センター・泌尿器科の岡田弘教授が言う。

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