杉浦太陽は2個をすぐ…大腸ポリープ切除見極めのポイント

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 がん化するリスクがある腺腫性ポリープのうち、切除するかどうかの一番の目安は「大きさ」だという。

「大腸ポリープ診療ガイドラインでは、ポリープの直径が6ミリ以上の病変を内視鏡による切除の適応としています。5ミリ以下のポリープに比べ、6ミリ以上の大きさになるとがんのリスクが7・2~14・6倍という英国のデータがあるのです」

 大腸がんが発生する経路は2つある。ひとつは正常な粘膜が発がん刺激を受けて直接がんが発生する「デノボ経路」でポリープは関わっていない。もうひとつが良性のポリープががんに変化する経路で、「アデノーマ・カルチノーマ・シークエンス」と呼ばれている。

「大腸ポリープは、がん抑制遺伝子のAPC遺伝子が異常を来すことで発生します。できたポリープは、がん遺伝子であるK―RAS遺伝子の変化によって大きくなっていき、さらにがん抑制遺伝子のp53遺伝子の異常によってがん化します。つまり、ポリープは大きくなるにつれ多段階的に遺伝子の傷が蓄積していきがん化するので、大きさが重要なポイントになるのです」

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