自律神経<上>骨格のゆがみリセットには「12秒呼吸法」を

公開日: 更新日:

 自律神経の乱れを整える、何かいい方法はないのか。自律神経失調症外来を設ける「せたがや内科・神経内科クリニック」(東京都世田谷区)の久手堅司院長が言う。

「自律神経が乱れる原因には、精神的・身体的・環境的なさまざまなストレスや不規則な生活習慣などが大きく関わってきます。その要因の中で、私が特に重視しているのは『骨格のゆがみ』です。自律神経失調症で受診する患者さんの多くは、姿勢が悪く、診察室に入ってきて数歩で骨格のゆがみに気づきます。そのような患者さんを診ていく中で大きな効果が出たのが、全身の骨格をベースに自律神経を整えていく方法でした」

 なぜ、骨格がゆがんでいる(姿勢が悪い)と自律神経が乱れるのか。それは自律神経が走っている場所が関係する。自律神経は、脳の視床下部から始まり、「脊髄」を通って全身の各器官につながっている。脊髄は「脊椎」というS字に近いカーブを保っている骨のトンネル(背骨)の中を通っている。しかし、姿勢が悪くカーブが変形したり、ずれたりすると中の脊髄が圧迫され、自律神経が正常な働きをしづらくなるという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理