自律神経<上>骨格のゆがみリセットには「12秒呼吸法」を

公開日: 更新日:

 自分の意思とは関係なく、自動的に全身の器官の活動をコントロールしている「自律神経」。意識しなくても呼吸が続いたり、心臓が動いたり、汗をかいたり、体温が変化したり、胃腸が消化活動を行ったりするのは、すべて自律神経の働きによるものだ。

 自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2種類がある。交感神経は、興奮や緊張、運動したときに優位に働く、いわゆる「戦闘モード」の神経。一方、副交感神経は、安静時や寝ているときに優位に働く、「リラックスモード」の神経だ。

 交感神経と副交感神経は、その場の状況に応じてどちらかが優位になり、シーソーのようにバランスをとりながら働いている。しかし、この自律神経の働きが正常に機能しなくなると、全身にさまざまな不調(自律神経失調症)が起こるのだ。

 自律神経失調症によって表れる不調は、検査をしても特定の病気に当てはまらない不定愁訴。頭痛、めまい、疲労感、低血圧や頻脈、動悸、胃痛や吐き気、下痢や便秘など多岐にわたる。

 しかし、原因がはっきり分からないことで「ストレスのせい」と、心療内科や精神科に追いやられてしまうのが実情だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」