首・肩<上>肩こりには肩甲骨はがし体操が効く

公開日: 更新日:

 厚労省が行う国民生活基礎調査(3年ごと)の自覚症状の有訴者率で、毎回、女性の1位、男性の2位にランキングされるのが「肩こり」だ。それだけ治りにくく、間違った対策をしている人が多いといえるだろう。

 そもそも肩こりは、長時間同じ姿勢で動かないことや運動不足などに、精神的ストレスが加わることが原因で、首を支えている筋肉の血流が悪くなって、疲労物質がたまる状態のこと。その結果、肩の痛みや張りなどの不快症状が表れる。

 どこの筋肉の血流が悪くなるのか。東京医科大学病院・整形外科の遠藤健司准教授が言う。

「肩がこると、手を肩に置いて揉むと気持ちよく感じるでしょう。外から手で触れられる筋肉は、首から背中にかけて一番表層にある『僧帽筋』という筋肉です。しかし、肩こりの本当の原因は僧帽筋の下にあり、頚椎と肩甲骨をつなぐ『肩甲挙筋』や、脊椎と肩甲骨をつなぐ『菱形筋』などの深層筋の血行障害(こり)です。そのインナーマッスルが硬くなり、肩甲骨の動きが悪くなることで僧帽筋が緊張し、肩こりが起こるのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」