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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

朝の眠気覚ましには「緑茶」体内時計を整える成分が多い

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「夏も近づく八十八夜~」の歌にもあるように、立春から数えて88日目(5月3~5日)ごろに新茶が採れます。新茶は葉が柔らかく、水分やミネラル分、うま味や甘味の成分で緊張を和らげる働きのあるテアニン、眠気を覚ますカフェインが豊富。また、お茶には“カテキン”と呼ばれる成分も豊富に含まれています。

 このカテキン、さまざまな研究報告があり、「血糖値抑制」「脂肪吸収抑制」「脂肪燃焼促進」などの効果が見られるほか、「抗酸化作用」(ビタミンEの約50倍)、「心臓病」「脳卒中」「がんリスク」の軽減による死亡率減少、「認知症予防」「免疫力強化」「コレステロール抑制」など体調を整えるために最適な食材です。

 ひと口にカテキンといっても、さまざまな種類があり、茶葉の種類によって含まれるカテキンの種類や割合、含有量が異なります。中でも体内時計を整えるといわれる「エピガロカテキンガレート」などは緑茶に一番多く含まれています。また同じ茶葉であっても、例えば緑茶を半発酵させたウーロン茶、全発酵させた紅茶というように製造の違いでカテキンの量や割合が変わってきます。

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