カビは健康の大敵…対策には次亜塩素酸ナトリウムがいい

公開日: 更新日:

■カビが成長する環境条件は3つ

 しかし、家からこのカビを全て取り除くのは至難のワザ。ゼロにはできない。そのために、いかにカビの増殖を抑えるかがカギになる。

 カビが発芽し成長する主な環境条件は3つで、①温度(20~30度)、②湿度(60%以上)、③栄養(食べ物のカス、皮脂、せっけんカス、ホコリなど)だ。

 この3つの条件が整うと早いカビでは3日、クロカビ(浴室、モルタルなど)でも、7日ほどで目に見えるほど大きく成長してしまう。

 カビの予防対策の基本は、「部屋はこまめに窓を開けて換気をよくしてやり、湿気を外に出す。カビの栄養になるホコリ等の駆除は、まんべんなく掃除をすること。また、カビを見つけたら、次亜塩素酸ナトリウムという成分が入っているカビ取り剤で取り除くといいでしょう」。

 矢口准教授は、カビ対策の知恵として、「ワサビ」の効能についても少し触れた。

 アリルイソチオシアネート(辛味の成分)が含まれているワサビには抗菌・防カビがある。

「食品を入れるタッパーなどにワサビを入れておきますと、カビが発芽しにくくなります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い