足腰の筋肉が鍛えられる「古武道」は転倒予防にも役立つ

公開日: 更新日:

 腹の底から声を出して気合を入れる。同時に体を激しく動かしても、息切れすることなく、呼吸をするリズム感を失わないことも心肺を丈夫にするという。

 高齢化社会で、人身事故を起こす高齢者の交通事故が後を絶たない。

 加齢に並行して、「反射神経」が鈍くなり、目で物の動きを追う(視認)「動体視力」も落ちてくるからだ。

「高齢者はそのことに気が付かない。“俺はまだ大丈夫”だという過剰な自信です。しかし、古武道は、若者に劣らない反射神経と動体視力を持つことが可能なのです」

 そうはいっても、古武道修練者とはいえ、風邪もひくし、血圧高めの高齢者もいる。

「古武道は体を鍛え、同時に精神力も高まります。病気にかかれば病院の世話になります。でも、たとえ病気にかかっても落ち込むことなく冷静に、平常心を失わない精神力を体得することが武士時代から続く古武道の利点ともいえるでしょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  2. 2

    「自公過半数割れ」後の大政局…反石破勢力は「高市早苗首班」で参政党との連立も

  3. 3

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  4. 4

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  5. 5

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界

  1. 6

    世良公則、ラサール石井…知名度だけでは難しいタレント候補の現実

  2. 7

    狩野舞子は“ジャニーズのガーシー”か? WEST.中間淳太の熱愛発覚で露呈したすさまじい嫌われぶり

  3. 8

    WEST.中間淳太がジャンボリお姉さんとの熱愛謝罪で火に油…ディズニー関連の仕事全滅の恐れも

  4. 9

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  5. 10

    元大関・栃ノ心が故国ジョージアの妻と離婚し日本人と再婚! 1男誕生も明かす