公衆衛生の専門医語る 家庭内リスクコミュニケーションのススメ

公開日: 更新日:

 本来は、専門家同士が行うものだが、いまは友人同士や家庭で実践する必要があるという。

 リスクコミュニケーションは5つの段階で進めていく。「情報の伝達」「意見の交換」「相互の理解」「責任の共有」「信頼の構築」だ。

「人によって、新型コロナについて最新の医学知識まで得ている人もいれば噂話レベルの情報しかない人もいる。まずは友人や家族で新型コロナについて話し合い、情報共有することが大切です」

■情報は対話や意見交換することで正確になる

 しかし、情報をただ教え合うだけでは、混乱するだけだ。その情報が正確で各人、各家庭で必要かつ実践可能か、意見を出し合い、どう行動するか話し合う必要がある。

「例えば、ソーシャルディスタンスは『話せば(感染予防方法が)分かる』人たちではなく、『離せば(感染が減るのが)分かる』という地域向けの国際保健の発想です。これをそのまま取り入れるべきか否かを考えるためのリスクコミュニケーションが必要なのです。とくに独り善がりでしゃくし定規になりがちな20~30代の独身者は幅広い世代と意見交換した方がいい」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景