公衆衛生の専門医語る 家庭内リスクコミュニケーションのススメ

公開日: 更新日:

 ただし、その目的はリスクに対する相互理解を深め、どのような予防策を選択するかの合意形成をするためのもので、誰が正しいか、何が正しいかではない。

「ですから、自分たちの結論を他人に強要してはいけません。また、情報の選択で気をつけたいのが、情報の発信者の素性です。実際に新型コロナ感染症の患者を診ている人や現役の研究者の情報は貴重ですが、英語論文から得た情報に自身の感想を乗せて垂れ流しているものもある。新型コロナの研究は世界中で進み、ネットには玉石混交の論文があふれている。いまは専門家ですら正解を語ることが難しい。結局何が正しいかは、個人ができるだけ多くの情報を集めてより多くの人と意見を交換して、最終的に自分で判断する必要があるのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    朝ドラ「あんぱん」豪ちゃん“復活説”の根拠 視聴者の熱烈コールと過去の人気キャラ甦り実例

  3. 3

    愛知県犬山市にある「もうひとつの万博」に行ってみた “本家”と違いストレスフリー&コスパよし

  4. 4

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  5. 5

    「時代と寝た男」加納典明(16)小熊を屋内で放し飼い「筋肉、臭い、迫力、存在感がぜんぜん違った」

  1. 6

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  2. 7

    緒形直人、中井貴一、佐藤浩市…名優のDNAを受け継いだ3人の息子たちの現在地

  3. 8

    元横綱白鵬 1億円“退職パーティー”の実態…超高級ホテルに太客大集結、札束乱舞のボロ儲け

  4. 9

    長嶋茂雄さんは助っ人外国人のセックスの心配もしていた。「何なら紹介してやろうか?」とも

  5. 10

    “中居正広寄り”の古市憲寿氏と視聴者のズレはどこで生まれた? フジ日枝批判での存在感は早くも過去のものに