著者のコラム一覧
坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

座ったままの時間を減らすだけで血糖値と中性脂肪が低下

公開日: 更新日:

 それにより分かったのは、「HbA1cは座位時間が長いほど高く、高齢であるほど高い」「BMIは罹病期間が長いほど高く、運動の行動変容モデルステージとは逆相関する」ということ。

 また、座位時間をもとに四分位に分けてHbA1cを比較したところ、1日当たり座位時間4・6時間未満の人は、1日当たり8時間以上の人に比べてHbA1cが15%有意に低いとの結果でした。

 本田先生らは、今回の研究は対象患者数が少ないものの、「1日の座位時間が4・6未満であることは、1型糖尿病患者の良好な血糖管理に関連している可能性がある」と結論をまとめています。

 今後、動く時間をどれだけ増やすかということは、より大きな課題となってくると考えています。

 というのも、コロナの影響で、そもそもの動く時間が減っているから。在宅勤務の頻度が増えていることもそうですし、「買い物に行く回数を減らした」「映画や美術館などに行く機会が減った」「週末は家で過ごすようにしている」という話は、3月以降、本当によく聞きます。

 冒頭のAさんのように電車通勤を自転車通勤に変えるのも良し。それはさすがにハードルが高いという人は、仕事中30分ごとに立って歩いたりストレッチをしたりするのも良し。ほんの少しの変化が大きな結果を生みますよ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒