足の小指をタンスの角に無意識にぶつけてしまうのはなぜ?

公開日: 更新日:

 もう一つ、三田さん自身がテレビを見ながらしょっちゅうやっている動作があるとのことで、そちらも教えてもらった。

 まず、片方の手を頭の横や肩の横など自分の好きなところにセットする。顔は正面に向けたまま、セットした手の方を見ずに、もう片方の手を両手の五本指がぴったりと合わさるように持って行く。

「手を見ないで、両手の指を合わせるのです。もし、指同士がピタリと合わずにずれてしまうようなら、自分の体の部位が正確にどこにあるか分かっていないということ。実はこれ、普段あまり自分の体を遣えていない人ほど、ずれてしまいがち。客観的に自分の体の形や位置を把握できてないということです」

 把握できていないと、どういうことが起きるのか。たとえば、誰もが一度は足の小指をタンスのかどにぶつけたことがあるだろう。あれは、脳が認識している足の指の位置と実際の位置に誤差があるために起こってしまうこと。ほかに、膝痛、腰痛など様々な体の不調につながることも。スポーツをやっている人の場合、パフォーマンスの低下や疲れやすさにもつながってしまう。ちなみに優秀なアスリートほど、一発でピタリと指同士が合うそう。いくつになってもスムーズに動く体でいるためには、客観的に自分の体の形や位置を把握できているに越したことはない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  2. 2

    ドラフト目玉投手・石垣元気はメジャーから好条件オファー届かず…第1希望は「日本ハム経由で米挑戦」

  3. 3

    高市自維政権で進む病人・弱者切り捨て…医療費削減ありき「病床11万床潰し」すでに3党合意の非情

  4. 4

    創価学会OB長井秀和氏が語る公明党 「政権離脱」のウラと学会芸能人チーム「芸術部」の今後

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    ソフトバンクに激震!メジャー再挑戦狙うFA有原航平を「巨人が獲得に乗り出す」の怪情報

  2. 7

    山崎まさよし公演ドタキャンで猛批判 それでもまだ“沢田研二の域”には達していない

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    米価暴落の兆し…すでに「コメ余り」シフトで今度こそ生産者にトドメ

  5. 10

    まだ無名の「アマNo.1サウスポー」評価爆上がり!23日ドラフト「外れ1位」なら大争奪戦も…