歩く時の足音が大きいのは足首の機能が低下している証拠

公開日: 更新日:

 記者の父は85歳。5年ほど前から歩き方が変わってきたのが気になっている。歩幅が狭く、前につんのめるようにして歩く。足音も以前より大きくなっており、パタンパタンというような音をさせるのだ。

「歩く時、人間は地面を蹴って進んでいきます。ところが、年齢を重ねると、蹴らずに足で地面を押すようにして歩いてしまう人が多くなる」と話すのは、パーソナルトレーナーとしても活動するアスレチックトレーナーの三田貴史さん。都内の整形外科でリハビリ指導を行っており、多くのお年寄りと接する日々を送っている。

 記者の父のような歩き方になってしまうのは、足首の柔軟性が関係しているそうだ。

「足首の柔軟性が衰えてしまって、ちゃんと動かせていない人が多いんです。歩幅が狭くなればなるほど、少し歩いただけで疲れたり、体の動きも小さくなるため活動量も減ってしまう。体にとっていいことはありません。しっかりと足首を機能させましょう」

 足首の柔軟性をアップさせるために、日常生活で簡単にできる動きがある。まず椅子に座って、片足を前に伸ばす。この時、足の指は天井に向ける。なるべくゆっくりと大きな円を描くことを意識して、足首をぐるりと一周動かす。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する