「オンコサーミア」とは?進行再発乳がん患者3割に効果

公開日: 更新日:

 放射線治療の場合、がんに照射しても周辺の正常細胞にも放射線が当たる。臓器ごとに決められた量以上の放射線を当てると、正常細胞のダメージを受けてしまうため、乳癌を含めて同じ場所に照射することができない場合が多い。

「オンコサーミアは単独でも効きますが、標準療法と併用しながら、治療を長く続けられるというメリットがあります。また、がんにも幹細胞が存在し、時間をおいて活性化することがわかってきています。がん細胞が見えなくなって寛解状態になったとしても、10年、20年後に再発する場合があります。そのとき患者さんは70歳、80歳で抗がん剤や放射線を使うことが難しくなります。がん治療が長期化することを考えると、お年寄りに優しいこの治療法はますます重要だと考えています」

 ハイパーサーミアとオンコサーミアの違いのひとつは治療室だという。

「ハイパーサーミアでは熱や空気の流れを乱さないような特殊な部屋が必要です。そして、患者さんは大きな機械の中で体を横たえるため、場所と経費がかかります。ところが、オンコサーミアはウォーターベッドの上に患者さんが横たわりその上に電磁波を流す電極がセットされます。がん細胞一個一個に電磁波の乱れが生じ、細胞ごとに効果が示されます。ハイパーサーミアは組織、がんの塊に照射するため、熱の伝わり方にむらがでる。そこが異なります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に