「手遅れではない」の言葉で…笠井信輔さん悪性リンパ腫との闘い

公開日: 更新日:

 それまでは300人しかいなかったフォロワーが、がんを公表してからぐんぐん増えて、最高はブログ17万人、インスタグラム30万人にもなりました。そうなったとき、「ここで自分が心折れたらたくさんの人を失望させてしまう。負けちゃいけない。病気を治して元気な姿を見せるのが私の使命だ」と感じ、大きなエネルギーになったんです。

 SNSに光と影があるとすれば、私は番組などでは主に「危ない」「怪しい」という影の部分を報道する立場にいました。でも、がんになったらほぼ光しか感じませんでした。SNSでこんなに勇気づけられるものなんだと実感できたことは、これまでにない気づきでした。

 以前から私は「人生はプラマイゼロでできている」と思っているんです。ずっと右肩上がりの人生もなければ、右肩下がりの人生もない。ひどい状況になっても、こらえて上を向いていれば上向きな人生になっていくって。その通り、病気で仕事を失い、収入を失いはしましたけれど、新たな出会いや新たな絆を得ることができました。

 そして入院中にひとつ思ったのは、1泊や日帰りで抗がん剤治療をしている人は、どれだけ大変かということです。私はつらくても寝ていればいいけれど、治療と子育てや仕事を両立するのって本当にきつい。周囲はそれをわかってあげてほしい……と心から思います。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相の沖縄「慰霊の日」追悼スピーチは99%安倍元首相のコピペ…唯一の違いは旧日本軍の神聖化

  2. 2

    福岡ローカル「西鉄」が"本業"以外で大躍進のワケ 国際物流事業は国内4位でコロナ禍の営業収益は12%増

  3. 3

    高市首相の“恥”行動が海外に飛び火! 英タイムスがG7外交をディスり、英FTは国内財界との没交渉ぶりを暴露

  4. 4

    歌手・小椋佳さん「たばこの煙が悩みを解いてくれた」…82歳の今も週1でコンサート

  5. 5

    西武が交流戦初Vも…ワガママエース今井達也の放出こそが“最大の補強”だった説

  1. 6

    AKB峯岸みなみの“丸刈り写真” 世界中で相次ぐ目撃情報の謎

  2. 7

    【高校野球怪情報】沖縄尚学・末吉良丞“プロ回避”に現実味…左肘不安で浮上する「東都の名門」の影

  3. 8

    『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』オールキャリアを代表する傑作のトリセツに注意セヨ

  4. 9

    『グッド・デイ・サンシャイン』一筋縄ではいかないヘンテコこそが中期のすべて

  5. 10

    東京ビートルズの番組が、ビートルズ来日から60年後となる日に放送決定