免疫力をアップ よく噛んで食べるのも新型コロナ対策になる

公開日: 更新日:

 医師だから何か特別なことをしている、というわけではなさそうだ。

 また〈免疫力の維持に効果的な食事の摂り方〉(上位3つまで)を聞いたところ、トップは〈よく咀嚼する=62%〉で、次いで〈必ず3食摂る=61%〉〈決まった時間に摂る=44%〉〈一汁三菜=43%〉〈温かい食事=41%〉だった。

 小学校で教わりそうな食べ方の“基本のキ”のようだが、なぜ、よく咀嚼することが免疫力キープにつながるのか。よく噛んで食べない記者は単純に気になった。

「よく咀嚼することで自然と唾液の分泌が増えます。唾液の中にはIgAという抗体が含まれており、免疫機能の実行をつかさどっています。IgAによって、体の中に入ろうとする細菌類がシャットアウトされるのです。よく咀嚼することで唾液の分泌が増えれば、その中に含まれるIgAも増えるので、免疫力向上につながります。歯科医の中では非常によく知られた内容です」(神奈川歯科大学の槻木恵一副学長)

 ひと口30回を目安にして噛むのが理想といわれるが、新型コロナ感染対策と思って、今後はよく噛んで食べるとするか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ