著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

眠気&やる気対策に階段の昇降運動 その効果はコーヒー以上

公開日: 更新日:

 一日中パソコンの前に長時間座ってもらい、言語能力や認知能力を必要とする作業をしてもらう中で、日の間隔を空けて被験者に次の3パターンの行動をしてもらいました。

【パターン1】カフェインを摂取する

【パターン2】プラセボ(偽薬)を摂取する

【パターン3】階段の昇降運動をする(30階分を10分かけて上り下りする)

 その後、作業記憶やモチベーション、集中力などを調べたところ、階段の上り下りをした【パターン3】は、「モチベーションが上がり、元気になった」と感じることが分かったというのです。

 一方、カフェインやプラセボを飲んだ【パターン1】と【パターン2】のケースは、モチベーションに大きな変化は認められなかったといいます。コーヒー1杯にはおおよそ50ミリグラムのカフェインが含まれますが、そのカフェインの効果よりも運動のほうが効果的で、コーヒーによるカフェイン摂取の効果は、なんとプラセボを摂取した場合と大差がないということも分かったそうです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」