家庭内感染予防に役立つというが…自宅でもマスクは必要か

公開日: 更新日:

 また、今後、新規感染者数が落ち着いたとしても気を抜いてはいけない。どこかにウイルスは潜んでいて何かのきっかけで増えることは既に経験済みだ。

「現代はグローバルな高度文明社会であり、経済社会活動を続ける限り、リスクをゼロにできません。そのことも意識しておくべきです。冬はウイルスの活動が活発になり、ヒトの免疫力が低下する。感染者や感染死が増えるのは自然であり、私たちはそのことを受忍しなければなりません」

 ワクチンにも過度な期待は禁物だ。中程度以上の副反応は世界中で3000人程度報告されており、国民の約1割、100万人がファイザーワクチンの接種を受けたイスラエルでは、第1回の接種後200人以上が感染していることが報道された。

 100年前に世界的に大流行したスペイン風邪は落ち着くまでに3年以上かかった。今度も簡単に終わるとは考えにくい。

 この先大事なのは多様な考え方と健全な懐疑心、それと日々の感染症対策を愚直に実行することだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった