口<下>専門医が教える歯と歯茎を丈夫にする5つの習慣

公開日: 更新日:

 口の老化が進むと、「唾液力」「咀嚼力」「のみ込み力」が低下し、食べる機能が低下する「オーラルフレイル(口の虚弱)」から、「フレイル(全身の虚弱)」に広がってしまう。

 その対策として、前回は「噛みトレ」と称する3種類のトレーニングを紹介した。

 東京銀座シンタニ歯科口腔外科クリニック(東京都中央区)の新谷悟院長が言う。

「口の老化を防ぐには『噛みトレ』だけでも効果が期待できますが、余裕がある人は次の5つの習慣も心がけてみてください。歯と歯茎を丈夫にして、お口の健康をさらに高めることができるはずです」

■デンタルフロスを使った歯の手入れ

 歯の手入れは毎日が基本。1日でも歯の手入れを忘れると、虫歯や歯周病の原因がつくられるからだ。

「私たちの食べる物のほとんどに、糖分が含まれています。口の中に残った糖分は、歯の表面や周囲に付着します。すると、8時間後にはその糖分を目指して集まってきた細菌によって、プラーク(歯垢)がつくられ始め、約24時間で完成します。その後、約48時間で石灰化が始まり、歯石になるのです。歯石になってしまうと、歯ブラシでは取り除けません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」