体を温めるニラは冬におすすめ 漢方薬の素材にも使われる

公開日: 更新日:

 年間を通して流通しているニラだが、寒い冬に食べるのが特にオススメだ。東洋医学では、体を温める性質の食材に分類され、冷え性、冷えからの腹痛や下痢、下半身のだるさなどに効果があるとされている。

 実はニラは、漢方薬を構成する生薬でもある。

「韮子」という生薬はニラの種子を乾燥したもので、「韮菜」という生薬はニラの葉を乾燥させたものだ。韮子は下半身の冷え、下痢、頻尿などに効果を発揮し、韮菜は腹痛、疲労などに用いられる。

 寒くてたまらない……という時には、ニラに、肉の中でも体を温める作用が最強といわれる羊肉を組み合わせてはどうだろう。羊肉をみじん切りにし、ニラのみじん切りと合わせて餃子にするのもいい。

 また、疲れてクタクタという時は、ニラと豚肉の炒めもオススメ。ニラに豊富な栄養素は、抗酸化作用のあるβカロテン、ビタミンC、ビタミンE、そして疲労回復効果があるといわれるビタミンB1。さらに、食欲を誘うニラの香りはアリシンという成分によるもので、ビタミンB1の吸収を高め、疲労や免疫力アップに役立つといわれている。

 豚肉にはビタミンB群が豊富なので、栄養学的にもバッチリな組み合わせだ。

 疲れ気味のパートナーに「お疲れさん」とニラと豚肉の炒めを出したら喜ばれるかもしれない。ただし、口臭を気にしなくてもいい、翌日が休日の日に。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」