胃がんを本気で早期発見したい…バリウムではなく胃カメラを

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 胃がんは、胃痛や胸焼けといった何らかの症状が出てくるのは進行してから。早期では自覚症状がない。つまり「胃の調子はまったく悪くない=胃がんでない」ではない。

「胃がんを早期発見するには、胃カメラの検査しかありません。バリウム検査でも不十分です」

 会社や自治体の健診・検診では胃カメラかバリウムか選択できる場合があるが、「バリウム検査では見つけられない早期胃がんもある。本気で胃がんを早期発見したいなら胃カメラ」と前島医師は強調する。ちなみに、蓮田病院では行政の検診以外、胃がんチェックはすべて最初から胃カメラ検査だ。

■注射1本でOKのABC検査はリスクチェック向き

 胃カメラは痛いから受けたくないという人もいるだろう。その前段階の検査として、ABC検査がある。ピロリ菌抗体価と、胃粘膜の萎縮度を示す物質ペプシノゲンの値を調べる検査だ。注射1本で済むので体への負担は少ないが……。

「ABC検査は胃がんリスク検診であって、胃がん検診ではありません。胃がんを起こす確率がABC検査で低いとなっても、あくまでも“確率”で、胃がんではない、とはいえない」

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