肺がん・脳転移と闘う医師の関本剛さん「標準治療を信頼」

公開日: 更新日:

 僕は民間療法や代替医療を一切受け入れないことを誓ったので、主治医の示す標準治療を信頼して、いけるところまでいこうと決めています。

 主治医に伝えているのは、仕事ができることを含めて、普通に過ごせる時期の延長こそを望んでいるということ。一番心配なのは、脳に転移したがんが大きくなって体の麻痺が起きたり、認知機能が低下して仕事ができなくなることなので、脳転移に対して効きが悪そうな予兆があれば、治療の変更を遠慮なく伝えてほしいとお願いしています。今こうして仕事を続けていられるのは、その標準治療がよく効いてくれているおかげだと思っています。

 幼い頃、小児喘息だったので季節の変わり目には咳込むことが多くありました。2019年はいつもよりちょっとひどい咳が長引いていたのでCT検査を受けたのです。3年間ほど健康診断をしていなかった間にステージ4のがんができていました。

 治療は基本的に放射線プラス抗がん剤です。まずは肺がんの組織を取って遺伝子変異の具合を調べました。簡単に言うと、遺伝子変異があるほうが分子標的治療薬という比較的副作用の少ない薬の選択肢が広がります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か