大腸がんを確実に予防する 科学的に証明された2つのポイント

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 13年に内藤医師らによって発表された研究内容では、発がん物質を与えたマウスに、高強度・短時間・間欠的運動を実施したところ、大腸がんの前病変ACFの数が、運動をしていない群の半分以下になった。健康な若年男性を対象とした研究でも、高強度・短時間・間欠的運動を実施したところ、SPARCが増加した。

「これ以外にも、運動習慣が大腸がんに与える影響について研究した論文は複数あります。どのような運動をすべきかは、その人のそれまでの運動経験によって異なるので1種類には決められません。自分の体力に合った継続できる運動を選ぶようにしてください」

 もう1つのポイントが食事だ。

 国立がん研究センターなどの研究グループによる「科学的根拠に基づくがんリスク評価とがん予防ガイドライン提言に関する研究」では、大腸がんに関して、飲酒が「確実に」、肥満が「ほぼ確実に」、リスクを上昇させるとなっている。赤肉(牛、豚、羊)はリスクを上昇させる可能性ありだ。

 一方、食物繊維、カルシウム、魚由来の不飽和脂肪酸はリスクを下げる可能性がある。

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