子供がスポーツをしているなら…親が知っておきたい健康リスク

公開日: 更新日:

 コロナ感染拡大を受けて、小中高校、大学で部活やクラブ活動が中止されているところもあるが、それとは別に、子供がスポーツをしている場合、特に女子では、親が知っておきたい健康管理上の問題点がある。日本スポーツ協会認定スポーツドクターで、愛知県豊橋市の「マミーローズクリニック」で思春期・スポーツ外来を担当する宮本由記医師(産婦人科医)に話を聞いた。

 思春期の女子アスリートの健康管理上の問題点は、「女性アスリートの三主徴」と呼ばれている。具体的には、「利用可能エネルギー不足」「無月経」「骨粗しょう症」だ。

 利用可能エネルギー不足とは、運動によるエネルギー消費量に対して、食事などによるエネルギー摂取量が低いこと。これが続くと体重・体脂肪が減少し、生理が3カ月以上止まる無月経や骨粗しょう症のリスクが高くなる。無月経は女性ホルモンの分泌量を低下させ、骨粗しょう症を一層起こしやすくする。

「骨粗しょう症は疲労骨折に関連しており、三主徴のうち1つ該当すれば2・4~4・9倍、全部なら6・8倍疲労骨折を起こしやすくなるとの報告もあります」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    仰天! 参院選兵庫選挙区の国民民主党候補は、県知事選で「斎藤元彦陣営ボランティア」だった

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  5. 5

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  1. 6

    遠野なぎこさんか? 都内マンションで遺体見つかる 腐乱激しく身元確認のためDNA鑑定へ

  2. 7

    京成電鉄にのしかかるオリエンタルランド株の重荷…物言う株主の揺さぶりには抵抗も厳しい“お家事情”

  3. 8

    近年の夏は地獄…ベテランプロキャディーが教える“酷暑ゴルフ”の完全対策

  4. 9

    今度は井ノ原快彦にジュニアへの“パワハラ疑惑”報道…旧ジャニタレが拭い切れないハラスメントイメージ

  5. 10

    小泉進次郎農相がSNSで難クセ連発の理由…JA会長を名指しで晒し上げ連日大炎上