突然、肩に痛みが…中高年は「肩腱板断裂」に気をつけろ

公開日: 更新日:

 腱板とは、肩の関節を安定させる働きを持つ4つの筋肉(肩甲下筋、棘上筋、棘下筋、小円筋)の総称。その一部は肩関節の骨と骨の間に挟まれたところを通る。そのため、使い過ぎによってすり切れることがあるという。また、老化によっても腱が弱くなり切れやすくなる。そのため60代では4人に1人、70代では半数が腱板断裂になっているといわれる。

「基本的には腕を頭より上に上げることが多い大工さん、塗装業に携わる人、テニス野球バレーボールなどのスポーツをする人がなりやすいといわれています。しかし、ケガなどのはっきりした原因がない場合でも年齢によっては、肩を強く打った、手をついた、転んだ、重いものを持ち上げたなど日常生活のささいなことで腱板断裂が起こることもあります」(水井氏)

 いわゆる四十肩、五十肩と間違われやすいが、腱板断裂は、上腕の骨と肩甲骨をつなぐ腱が切れてしまう状態のこと。これに対して四十肩、五十肩は、肩の動きが悪くなり、炎症が起きて痛みが出ることをいう。四十肩や五十肩は自然に治まることが多いが、一度切れた腱は元に戻ることはない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった