死ぬときはがんが最適…医師の石蔵文信さん全身がんを語る

公開日: 更新日:

 昨年2月、体調不良の原因が分からなかったときが一番つらかった。僕も医者なので“マズイもの”だとは察していました。でも、データを見ても前立腺がんだけでは説明がつかない。それが全身がんだとわかったときは、「ああ、なるほど。この病気ならこのデータになるな」と納得できました。

 治療法もだいたいわかるし、最高に具合も悪かったので、冗談抜きで死をすぐそこに感じました。そこで腹をくくってしまったので、体調がよくなってきた今はラッキーぐらいに思って、わりと吹っ切れています。「あと2、3カ月先はわからない」と思いながら1年半生きている心境としては、「命が増えている」という感じ。ありがたいですよね。

■孫の世話と終活とスポーツで忙しい

 死がまったく怖くないわけではありませんが、僕はがんになる前から「死ぬときはがんが最適」と考えていました。がんは、人生の終わりまでのプランニングがある程度できるからです。そもそも長生きは絶対にイヤで、70歳ぐらいで死ねるのが理想だと思っていました。あと2、3年先だとすれば68、69歳までなので、まあいい感じかなと思っているんですよ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状