ワクチン接種と治療法の整備が進み、重症化での入院や死亡が減っている=新型コロナ最前線

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 酸素飽和度が95%を下回るなど低酸素血症を来している中等症~重症の入院患者の治療は、従来と同じく、サイトカインの暴走をコントロールしながら炎症を抑えるリウマチ治療薬の「トシリズマブ」(一般名)の投与が行われ、さらに抗ウイルス薬の「レムデシビル」(同)と、過剰な免疫反応を抑えるリウマチ治療薬の「バリシチニブ」(同)を使用する。

 米国の研究報告などから、今後はトシリズマブかバリシチニブのどちらか一方を投与するケースが主流になる可能性もあるというが、江戸川病院グループでは現時点で3剤が投与されている。これに加え、血栓の形成によって起こる合併症を予防するために抗凝固薬が使われる。

「さらに、抗原定量検査でウイルス量が50(ピコグラム・パー/ミリリットル)程度に減った段階で、免疫反応や炎症を抑制するステロイド薬の『デキサメタゾン』(同)を投与します。ウイルスが多い初期に使うと、ウイルスが減るスピードが落ちてしまうので、ウイルス量が減った段階で使うことが重要です」

 ワクチン接種と治療法の整備によって、重症化して入院したり、死亡する患者は大幅に減ってきている。

 今冬に予想されている第6波を乗り切るためにも、「ワクチン接種は大前提」だという。

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