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下山祐人あけぼの診療所院長

2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。

訪問看護師は医師と遜色ないケアを行い心のサポーター役も担う

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 かなりの処置が可能なのです。

 さらに「看取りのケア」や「家族指導」といったメンタルのケアもでき、患者さんやご家族にとっての身近な心のサポーター役も担います。

 そんな訪問看護師さんの存在の大きさを改めて考えさせられた患者さんがいました。

 その方は、慢性心房細動、2型糖尿病、慢性腎臓病などを患う73歳の男性。69歳の奥さまが介護し、2世帯住宅の2階に44歳の長男夫婦が住んでいました。

 この方は春に在宅医療をスタートさせ、その年の冬に旅立たれたのですが、その間、当院では1週間に2回(水・土)訪問し、訪問看護は毎日介入するというシフト体制で進めていきました。

 当初からご本人、ご家族ともに、余命が長くないと覚悟していた様子で、再入院や救急外来受診の頻度を減らし、QOLを向上させるため、在宅医療の運びとなったのでした。

 訪問看護師さんが患者さんのむくんだ脚をマッサージしたり、体を拭いたりしていく中で、ご家族の信頼もいただくようになり、奥さまからこんな言葉が……。

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