子供の「いびき」に要注意! 口呼吸が顔の発育を妨げキレやすい性格に

公開日: 更新日:

 アデノイドや口蓋扁桃の肥大と、アレルギー性鼻炎の両方で口呼吸になっている子どもも少なくない。これらでOSAになり、顔面の発育が妨げられて、OSAが成人以降も持続するケースも多い。

「口呼吸をしているかどうかは、いびきのほか、口元が緩んでいる、口が開いていることが参考になります。また寝返りを頻繁に打つ、早く寝ているのに朝スッキリ起きてこない、睡眠時間は十分なのに昼間に居眠りをよくする、などではOSAを合併している可能性をチェックできます。年齢が低いほどアレルギー性鼻炎の症状があっても自分から言い出せませんし、ましてや口呼吸をしているかは自覚できない。親が確認するしかありません」

 口呼吸をしていそうなら、小児科ではなく、鼻も喉も診察できる耳鼻咽喉科へ。口呼吸の原因によって、治療は異なる。アレルギー性鼻炎なら基本的には薬物治療だ。アレルギー性鼻炎の根本的治療が期待できる舌下免疫療法が6歳以上から行えるので、場合によってはそれを検討する。

 アデノイドや口蓋扁桃の肥大は手術でアデノイドなどを切除し、鼻の通りを良くする。

「肥大の度合いにもよりますが、必要であれば1歳でも手術を行います」

 口呼吸は可能な限り早く発見し、早く対策を講じた方がいい。口呼吸が癖になってしまうと、アレルギー性鼻炎やアデノイド、口蓋扁桃の肥大の治療をしても、なかなか改善できなくなる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福山雅治「フジ不適切会合」参加で掘り起こされた吉高由里子への“完全アウト”なセクハラ発言

  2. 2

    福山雅治イメージ大暴落…「路上泥酔女性お持ち帰り」発言とファンからの"賽銭おねだり”が時を経て批判集中

  3. 3

    参政党・神谷宗幣代表の「質問主意書」がヤバすぎる! トンデモ陰謀論どっぷり7項目に政府も困惑?

  4. 4

    フジテレビ「不適切会合」出席の福山雅治が連発した下ネタとそのルーツ…引退した中居正広氏とは“同根”

  5. 5

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  1. 6

    福山雅治がフジ第三者委「有力番組出演者」と認めた衝撃…NHKの仕事にも波及不可避、ファンは早くも「もうダメかも…」

  2. 7

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  3. 8

    福山雅治「ラストマン」好調維持も懸案は“髪形”か…《さすがに老けた?》のからくり

  4. 9

    【独自!】国民民主党にまた不祥事…63歳“激ヤバ”新人都議がコンサル報酬「不払い」でトンズラ

  5. 10

    【武道館チケット入手記念】2013年ザ・タイガース武道館公演の感想「発掘」