子供の「いびき」に要注意! 口呼吸が顔の発育を妨げキレやすい性格に

公開日: 更新日:

子どもが寝入りばなにいびきをかくのは問題ないですが、毎日朝までいびきをかくとなると、異常です。口呼吸になっている可能性が大いにあります」

 こう話すのは、川崎医科大学耳鼻咽喉・頭頚部外科の原浩貴教授だ。

 たかが口呼吸……と思うかもしれない。しかし、口呼吸は顔の成長を妨げる。

「鼻から息を吸い、息を吐くという鼻呼吸は、顔面の発育に欠かせません。成長期にある子どもの呼吸ルートが口になると、上顎骨、下顎骨といった顔面の骨格を形成する顔面骨が未発達になり、奥行きのない顔になってしまう。すると顎が小さくなり歯並びが悪くなりますし、就寝中に舌が気道に陥りやすくなって、閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)のリスクも高めます」(原教授=以下同)

 OSAは、睡眠中に何度も呼吸が止まったり、浅くなったりして、体が低酸素状態になる病気だ。

 熟睡できないのでいつも睡眠不足状態で、日中に居眠りしたり、倦怠感、気分の落ち込み、勉強がはかどらない、イライラしたり切れやすくなるといった性格の変化などが見られる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ