子供の「いびき」に要注意! 口呼吸が顔の発育を妨げキレやすい性格に

公開日: 更新日:

子どもが寝入りばなにいびきをかくのは問題ないですが、毎日朝までいびきをかくとなると、異常です。口呼吸になっている可能性が大いにあります」

 こう話すのは、川崎医科大学耳鼻咽喉・頭頚部外科の原浩貴教授だ。

 たかが口呼吸……と思うかもしれない。しかし、口呼吸は顔の成長を妨げる。

「鼻から息を吸い、息を吐くという鼻呼吸は、顔面の発育に欠かせません。成長期にある子どもの呼吸ルートが口になると、上顎骨、下顎骨といった顔面の骨格を形成する顔面骨が未発達になり、奥行きのない顔になってしまう。すると顎が小さくなり歯並びが悪くなりますし、就寝中に舌が気道に陥りやすくなって、閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)のリスクも高めます」(原教授=以下同)

 OSAは、睡眠中に何度も呼吸が止まったり、浅くなったりして、体が低酸素状態になる病気だ。

 熟睡できないのでいつも睡眠不足状態で、日中に居眠りしたり、倦怠感、気分の落ち込み、勉強がはかどらない、イライラしたり切れやすくなるといった性格の変化などが見られる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか