著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

チコリは夜に食べる 糖尿病予防や便秘解消効果が期待できる

公開日: 更新日:

 最近、デカフェ(カフェインレス)飲料の幅も広がる中で、チコリ(アンディーブ)の根を焙煎したチコリコーヒーが密かに話題になっています。カフェインやタンニン酸を含んでいないため、夜、寝る前にも安心して飲むことができます。乾燥させた根で作ったお茶もハーブティーとして売られています。

 もともとベルギーやフランスで古くから食用として利用されていたチコリは、特殊な苦味があり、明治時代に伝来した当初は世間に浸透しませんでした。しかし最近では、遮光して育てる軟白栽培によって、まるで小さな白菜のように黄緑色に成長した若芽が一般的に食されるようになっています。生食にするほか、炒めたり煮たりして食べられることが多く、チコリの葉をお皿代わりのチコリボードにした写真をインスタグラムなどでも見かけることが増えたように思います。

 そんなチコリに含まれる有効成分で代表的なものがチコリ酸です。糖尿病モデルラットを用いた実験では、チコリ酸抽出物を6日間食べ続けることで高血糖を有意に減少させることが報告されていて、糖尿病予防としての効果が期待できます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?