食べ過ぎでもないのに急に太った…なにかの病気でしょうか

公開日: 更新日:

 対処法は、不規則な生活を見直し、少なくとも睡眠時間を6時間程度にし、1日3食決まった時間にとるなどして、自律神経を整えるしかありません。

 食事は、良質なタンパク質や野菜、発酵食品を意識して摂取するのがおすすめです。ストレスもためないようにしましょう。

 病気によって、急に体重が増加するケースで考えられるのは「甲状腺機能低下症」が多い。甲状腺ホルモンが少なくなるために、急激な体重の増加、異常な冷え性、低体温、肌荒れ、重度のむくみが起こります。血液検査で診断できます。

 また「肝硬変」でも、下半身のむくみ、腹水によるお腹の膨張、皮膚の黄疸症状が表れます。

 女性の場合は「子宮筋腫」「チョコレート嚢胞」といった病気により、筋腫や嚢胞自体の大きさで下腹部がポコッと出ることがあります。以前、15キロの重さのチョコレート嚢胞の患者さんを診たこともあります。

▽大西良佳(おおにし・よしか)北海道大学医学部卒。2006年国立国際医療センター初期臨床研修終了。順天堂大学医学部麻酔科学・ペインクリニック講座助教などを経て、現在ナカトミファティーグケアクリニック勤務、合同会社ウェルビーイング経営代表。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも