著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

米CDCがマスクのガイドライン変更「オミクロンに布マスクは効果なし」

公開日: 更新日:

 ニューヨークで年明けから目立ち始めたのが高機能マスクです。先がクチバシのようなKN95が最も多く、医療者だけが着けていた頭かけタイプのN95マスクも見かけるようになりました。アメリカの病院ではN95がスタンダードで、KN95は中国の病院で使われており、効果はほぼ同じとされています。

 高機能マスクをする人が増えたのは、オミクロン株の急激な広がりでCDC(米疾病対策センター)がマスクのガイドラインを変更し、「布マスクにはほとんど効果はない。最低でも3層の不織布、さらにベターなのが高機能マスクで」と大転換したためです。

 ただ困ったことに、今出回っているKN95マスクの6割は偽物だというのです。

 CDCのサイトで見分け方を写真付きで細かく解説していますが、複雑過ぎてパッと見よくわかりません。そこで多くのメディアが解読。ニューヨーク・タイムズには「本物にはマスクの側面に承認番号が書かれている」とあり、確かに私のマスクには番号が書いてあってホッとしました。

 ではこれらのマスク、どのくらい効果が違うかというと、お互いが布マスクの場合は27分で感染、不織布マスクだと1時間。95%の微粒子をシャットアウトするN95(KN95)だと25時間。レベルが違います。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景