著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

HIV感染パンデミック収束への一歩か? 完治した世界3例目は女性

公開日: 更新日:

 もうひとつこの治療のメリットは、骨髄移植に比べ副作用がはるかに少ないことです。免疫系をすべて入れ替える骨髄移植は、ドナーの細胞が受け手の細胞を攻撃する移植片対宿主疾患などの重い副作用を引き起こし、2人の男性のうち1人は命を失いかけ、もう1人も体重の激減や感染症により聴覚を失いました。それに比べ今回、臍帯血移植を受けた女性は、近親者からの血液と組み合わせ、移植片対宿主疾患を引き起こさず、術後17日後に退院しました。

 この女性は2013年にHIV感染、17年に骨髄性白血病を発症したため、HIVに対して自然抵抗力を持つ人物から臍帯血移植を受けました。手術から37カ月後にはHIVを抑える抗レトロウイルス薬の投与を終え、それから14カ月後に受けた検査でもHIVウイルスはまったく検知されなかったといいます。

 20年末現在、世界のHIV感染者は3700万人で、68万人が死亡しましたが、1980年代から続くパンデミックがようやく終わる兆しが見えてきました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に