悪玉ゼロ・フリー商品にコレステロール抑制効果はあるのか

公開日: 更新日:

 進行すると動脈硬化心筋梗塞を引き起こす「脂質異常症」。健康検査では、LDL(悪玉)コレステロールが140㎎/デシリットル以上、HDL(善玉)コレステロールが40㎎/デシリットル未満を示すと危険水域に入る。

 健康志向の高い人では、「コレステロールゼロの商品」をせっせと買い込んでいる人もいるが、どれほど効果が期待できるのか。国際血管健康学会(ISVH)理事で「信濃坂クリニック」(東京都新宿区)の高沢謙二院長(東京医科大学名誉教授)が言う。

「巷にコレステロールゼロやコレステロールフリーの商品が多く出回っていますが、これらは血中のコレステロールを下げる力はあまりありません。それはタンパク質でも糖質でも、何を食べてもカロリーの摂取が多ければ、肝臓で悪玉コレステロールがつくられてしまうからです」

運動はこまめに体を動かすだけで十分

 では、悪玉コレステロールを減らすには、どんな食事をすればいいのか。

 とにかく、最初に野菜をたくさん食べるのが良いという。これにより余分なカロリー摂取を防げて、悪玉コレステロールが低下する。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」