著者のコラム一覧
佐々木常雄東京都立駒込病院名誉院長

東京都立駒込病院名誉院長。専門はがん化学療法・腫瘍内科学。1945年、山形県天童市生まれ。弘前大学医学部卒。青森県立中央病院から国立がんセンター(当時)を経て、75年から都立駒込病院化学療法科に勤務。08年から12年まで同院長。がん専門医として、2万人以上に抗がん剤治療を行い、2000人以上の最期をみとってきた。日本癌治療学会名誉会員、日本胃癌学会特別会員、癌と化学療法編集顧問などを務める。

われわれが地球で生きていくためにやらなければならないこと

公開日: 更新日:

 減少傾向にあるものの新型コロナの感染流行がなかなか収まりません。しかも、テレビでは悲惨な戦争の報道が続き、とてもやりきれない思いの日々ですが、久しぶりに心を打たれる映像を目にしました。スウェーデンの環境活動家で、地球温暖化の弊害を訴えるグレタ・エルンマン・トゥンベリさん(19歳)の映像です。

「大人が私の未来を台無しにしようとしている」

「あなたたちは私たちにウソをついた。虚偽の希望を与えた。状況はとても悲惨である」

「同意だけではダメだ。実際すぐに行動しないと地球は大変なことになってしまう」

 そう訴えています。

 グレタさんは15歳の時にスウェーデン議会の外で抗議を始め、その後はさまざまなフォーラムに招待され、スピーチを行ってきました。

「パリ協定の一環として、地球温暖化を1.5度に制限するためにさまざまな政府が採用した戦略は不十分である。2030年までに、二酸化炭素排出量をパリで協定した40%という目標量の2倍の80%削減しなければならない」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  4. 4

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  5. 5

    ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…

  1. 6

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  2. 7

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  3. 8

    大麻所持の清水尋也、保釈後も広がる波紋…水面下で進む"芋づる式逮捕"に芸能界は戦々恐々

  4. 9

    “行間”を深読みできない人が急増中…「無言の帰宅」の意味、なぜ分からないのか

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発